実験的に元XPマシン(Dell D630)にインストールしたCentOS6.5に Win7からDeskTop接続・ファイル転送 VMwarePlayerにインストールしたLubuntu14.04からファイル転送と実験してきました。最後に残ったのは Lubuntu14.04からデスクトップを繋ぐことです。
Win7:CentOS間の リモートデスクトップは CentOSにxrdpをインストールすることで実現しました。Lubuntuから xrdpに接続するプログラムには、Lubuntuソフトウェアセンターで探すと
の3つのプログラムがあります。それぞれインストールして動作を確認しました。接続方法は ホスト名・ユーザーIDを指定するなどインターフェースは若干ちがうものの大きな違いはありません。多くの解説サイトもありますので ここでは省略します。
- Remmina
デスクトップ操作 : OK
日本語入力 : OK (半角/全角キー も 認識する)
文字のコピペ : NG サーバー(CentOS)でgeditを起動し クライアント(Lubuntu) でleafpadを起動した後
サーバーの画面に戻ると サーバーの画面が無応答になってしまう。いきおい サーバー再起動!!(爆)
ただし はじめのころは うまく動いたときもありました(不思議・・・)
ソフトウェアセンターの人気は 上記3つのプログラムの中で Topとのことで 期待したのですが 断念しました。 - リモートデスクトップビューワー(Vinagre)
なぜか 自分の環境では サーバー(CentOS)に接続できませんでした。 - KRDC
デスクトップ操作 : OK
日本語入力 : OK (半角/全角キー も 認識する)
文字のコピペ : OK 日本語もOK
結果 実験した環境では 最後に残ったKRDCが一番安定して使えるソフトです。
もっとも ここで 例の決めゼリフを
あくまでも個人の意見です。ソフトウェアの良否を表すものではありません(爆)
【参考】
- xrdpのセキュリティについて
機能の紹介 – 日本xrdpユーザ会 の記事を参照してください。 ちなみに CentOSのxrdp.iniを確認したところ crypt_level=high となっています。defaultで 双方向のデータが 128bit RC4 で暗号化されています。
- VNCもテストしました(結果不採用)
XDRPに接続する前に Linux系のリモートデスクトップの定番はVNCかと思い 手始めに CentOS:Windows7間で VNCでの接続テストをしました。
その結果、デスクトップの操作・半角文字のコピペは問題ないのですが、日本語をコピペすると文字化けして使えませんでした。
Client(Win7) → Server(CentOS) 文字化け
Server(CentOS) → Client(Win7) ¥u30b5¥u30a4¥u30c8¥u8aac¥u660e
環境
CentOS : tigervnc-server
(# yum -y install tigervnc-server でインストール)
Windows7 : RealVNC および UltraVNCちなみに Lubuntuにソフトウェアセンターから Gtk vnc ビューアー(gtkvncviewer) をインストールして接続を試みましたが 自分の環境では、接続に失敗しました。KRDCでうまくいった後なので深追いはしていません。
参照URL
はじめての自宅サーバ構築 – Fedora/CentOS –
Xen環境 VNCサーバとVNCクライアントでのクリップボート共有 編 の 制限事項の欄 VNCで日本語コピペができないのは制限事項???Ubuntu 12.04 (LTS)に VNC(正確にはXDMCP?)でログインする の コピペに不具合のくだり