Windows7から RemoteDeskTopでUbuntu14.04繋ぐことはあきらめ(前回参照)、CentOSに繋いで見ることにしました。なんせUbuntu系以外のLinuxは雑誌の付録のFedoraをインストールしてブラウザを動かして見たぐらい ちと不安ですが
Linuxに慣れている方には当たり前のことも Linux初心者である私の備忘録として入れておきます。
1.CentOS6.5インストール
Linux Computingの「CentOS6.5のインストール」の記事に従ってというか 丸写しでインストール。なお ターゲットのDell D630は32ビットなので i386のインストールファイルをダウンロードしました。Linux Computingの記事は非常にわかり易く、インストールは終了しました。
ちなみに 電源投入からログオン画面表示まで73秒 ログオンからDeskTopが使用可能になるまで20秒。以前行ったUbuntu系OS実験と比較すると、電源投入からログオン画面表示までにすごく時間がかかってます。
- 一時的にrootになるには
$ su –
root のパスワードを入力
ここで gedit とか nautilus などと入力すると それぞれ エディタ ファイルマネージャ を root権限で起動できます
- rootから 一般ユーザーに戻るには
# exit または 「Ctrl」+「d」
2.xrdpのインストール
cobitechさんの 「CentOS 6.5 へリモートデスクトップ接続」を参考に作業しました。
- xrdp パッケージのインストール
CentOS6.5インストールで EPELリポジトリを使用可能にしていたので、 端末でrootに切替
# yum -y install –enablerepo=epel xrdp -
ファイアーウォールの設定
ファイヤーウォールの設定で 3389/tcp を追加します。デスクトップ画面から システム → 管理 → ファイアーウォール とたどり 「ファイアウォールの設定ダイアログ」を表示
「その他ポート」を 選択し 「追加ボタン」をクリック
3389/tcp を選択し 「OKボタン」 をクリック
画面が戻ったら 「適用ボタン」をクリック
確認を求められるので 「はい(Y)」 クリック -
日本語キーボードの設定
インストールしたままでは日本語キーボードに対応していませんので設定ファイルを作成します。
[Xrdp-devel] Keyboard issue and Japanese Keyboard Layout から km-e0010411.ini をダウンロードします。
km-e0010411.ini から km-0411.ini km-e0200411.ini km-e0210411.ini を作成し、/etc/xrdp の下にコピーします。
$ cd /etc/xrdp
$ sudo cp ~/downloads/km-e0010411.ini km-0411.ini
$ sudo ln -s km-0411.ini km-e0010411.ini
$ sudo ln -s km-0411.ini km-e0200411.ini
$ sudo ln -s km-0411.ini km-e0210411.iniここで問題が発生!!! sudo と たたいたら ユーザーの パスワードを求められました。求められるままに入力すると 「user は sudoers ファイル内にありません。この事象は記録・報告されます。」との恐ろしいメッセージ どこの誰に報告されるんだろ
冗談はともかく いろいろ調べると etc ディレクトリ内にある sudoers ファイルに登録されているuserだけ sudo コマンドが使えるようです。このsudoersの変更作業が難儀な話で……重要メモ に載っけときます。xdrpのインストールでは このsudoが実行できるようにすることが最大の関門でした。 -
サービスの開始
サービスを開始します。
$ sudo service xrdp start
起動時に自動的に開始するようにします。
$ sudo chkconfig xrdp on
設定を確認
$ sudo chkconfig –list | grep xrdp と入力すると
xrdp 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off と表示されればOKPCを再起動し
$ sudo service xrdp status と入力して
xrdp (pid 2226) を実行中...
xrdp-sesman (pid 2230) を実行中... と表示されれば OK
再起動後もxdrpが動作しています。 -
Windows7側の処理
リモートデスクトップを起動します。
CentOSをインストールしたPCのIPアドレスを入力し 「接続ボタン」をクリックします。
ユーザー名・パスワードを入力し「OK」ボタンをクリックします。CentOSのデスクトップが表示され 成功です。 !!!
デスクトップの操作はできます。(当然)
文字のコピペもできます。(Host:Client双方向)
ファイル転送はできません(ちと残念)
システムのシャットダウン・再起動はできません
重要メモ /etc/sudoersの修正方法 (visudoの使い方)
/etc/sudoersは、いつものように rootになってgedit等のeditorで変更しようとすると いきなり 怒られちゃいました。
Webをググルとsudoersは特別なプログラム visudo を使う必要があることがわかりました。が・・・・・・visudoの使い方がわからない!!
そもそもLinux初心者の自分は vi エディタの使い方なんて からっきし
## Allow root to run any commands anywhereのエリアに
ALL=(ALL) ALL
を追加すればよいことは webで見つけ出したのですが どうすりゃいいのか?????
ありました ここに その手順は
- 端末を開く
- $ su – root と入力し root になる
- # visudo と入力し visudo を起動
- sudoers が開く
- 「↓」で ## Allow root to run any commands anywhereのエリアの
root ALL=(ALL) ALLのしたの行に移動 - 「i」と入力 下のほうに — insert — と表示され 挿入モードになったことがわかる
- ALL=(ALL) ALL と入力
- 「←」 で 行頭に移動
- 「Esc」で編集モードを一旦抜ける
- 「o」 と入力し
ALL=(ALL) ALL と入力した行の下に空白行を挿入 - 「Esc」で編集モードを一旦抜ける
- 「:wq」 と入力し 保存&終了 (ついメニューから保存なんて選びたくなるが ダメ)
- # gedit /etc/sudoers と入力し 内容確認 確かに1行増えている
- $ sudo yum updateをやってみる。出来た。
参考)VIコマンド一覧 http://hp.vector.co.jp/authors/VA016670/unix/vi_reference.html