Webサーバーお引越し(IISの設定)

今回のWebサーバーは1台のサーバーで 7つのURLを外部に公開する必要があります。
サイト公開まで行う作業は以下の通りです。

  • IIS8.5のインストール および ASP.NETの有効化
  • 各サイトの作成

  1. IIS8.5のインストール および ASP.NETの有効化
    サーバーマネージャーを開き 管理メニューの 「役割と機能の追加」をクリック
    役割と機能の追加ウィザードダイアログが開きます。
     「開始する前に」の画面で「次へ」ボタンをクリック
     「インストールの種類の選択」画面で
      「役割ベースまたは機能ベースのインストール」を選択して「次へ」ボタンをクリック
     「対象サーバーの選択」画面で
      インストール対象のサーバーを選択して「次へ」ボタンをクリック
     「サーバーの役割の選択」画面で
       Webサーバー(IIS) > セキュリティ と 展開し
       「要求フィルター(インストール済)」が選択済であることを確認
       Webサーバー(IIS) >アプリケーション開発と展開し
        以下の機能にチェックをつけ 「次へ」ボタンをクリック
          NET 拡張機能 4.5
          ASP.NET 4.5
          ISAPIフィルター
          ISAPI拡張
    機能追加の確認を求めるダイアログが表示されます。
    「機能の追加」「インストール」を指定しインストールを実行します。
     
  2. 各サイトの作成
    外部に公開する URLは次の7つです。
    a.http://hoge1.aaa.ne.jp
    b.http://hoge2.bbb.ne.jp 
    c.http://hoge3.ccc.ne.jp
    d.http://hoge4.ddd.ne.jp/AAA
    e.http://hoge4.ddd.ne.jp/BBB
    f.http;//hoge4.ddd.ne.jp/xxx/CCC
    g.http://hoge4.ddd.ne.jp/xxx/DDD

    a.は独立したサイト(htmlのみASP.NET不要)
    b.c.は同じコンテンツで2つのURLで外部に公開
    d.~g. はhttp://hoge4.ddd.ne.jpをルートにして4個のURLを外部に公開
    (a) (b.c)(d~g)の3つのWebサイトを実装することで実現しました。 

    1) コンテンツの格納

    各サイト用の物理フォルダを作成し、開発用で使ったクライアントマシンからコピー
    VS2005では、VS2005の「WEBサイトの発行」とか「コピー」機能でコンテンツデータを格納したが、今回(VS Express 2013 for Web)では 直接コードファイルを含む全てのファイルをクライアントマシンからコピーしました。
      
    このとき http://hoge4.ddd.ne.jp用の物理データは
      hogehoge 
          |– AAA
          |– BBB
          |– xxx
                 |– CCC
                 |– DDD
       のように、公開するURLを意識したフォルダ構造にしました。フォルダ名もURLに一致させることにしました。
     

    2) Webサイトの追加

    サーバーマネージャーを開き 
     ツールメニュー > 「IIS マネージャー」 > 左側のペインで サーバーを展開
     「サイト」を右クリック > コンテキストメニューの「Webサイトの追加」をクリック
     「Webサイトの追加」ダイアログで、Webサイトを追加

    追加したWebサイトおよびアプリケーションには、それぞれ適切な規定のドキュメントを設定します。

    なお 「IIS マネージャー」を操作すると「最新のWeb Platformコンポーネントとの接続を維持するため、Microsoft Web Platformの使用を開始しますか?」というメッセージが表示されます。「はい」を選択するとWeb PlatformのURLがブラウザで表示されます。
    今回は、「いいえ」を選択して作業を続行しました。 

    A.単純なWebサイトの追加
     a.http://hoge1.aaa.ne.jp のパターン
     表示された「Webサイトの追加」ダイアログ
     サイト名: 任意
     アプリケーションプール: DefaultAppPool
     物理パス: 1)でコンテンツを格納したフォルダ
     ホスト名: hoge1.aaa.ne.jp
       「OKボタン」をクリック

    http://hoge1.aaa.ne.jpは全てhtmlのみで構成しているので マネージコードなしのアプリケーションプールを作成しても 問題ありませんが、今回は簡単のためDefaultAppPoolを使いました。

    B.ひとつの物理フォルダを複数のURLで公開するWebサイトの追加
     b.http://hoge2.bbb.ne.jp および c.http://hoge3.ccc.ne.jp のパターン
     「A.単純なWebサイトの追加」と同様手順でWebサイトを追加します。
      このときホスト名は、hoge2.bbb.ne.jp とします。
     「IIS マネージャー」の左側のペインで Webサイトを右クリック 
      > バインドの編集をクリック > 「サイトバインド」のダイアログ
      >  「追加」ボタンをクリック
      「サイトバインドの追加」 ダイアログで ホスト名:hoge3.ccc.ne.jpを追加

    C.ひとつの物理フォルダ内のサブフォルダを公開するWebサイトの追加
     d.http://hoge4.ddd.ne.jp/AAA
     e.http://hoge4.ddd.ne.jp/BBB
     f.http;//hoge4.ddd.ne.jp/xxx/CCC
     g.http://hoge4.ddd.ne.jp/xxx/DDD のパターン

      「A.単純なWebサイトの追加」と同様手順でWebサイトを追加します。
      ホスト名: hoge4.ddd.ne.jp
      物理パス: hogehoge
        hogehoge 
              |– AAA
              |– BBB
              |– xxx
                     |– CCC
                     |– DDD
      左側のペインで フォルダ AAA,BBB,CCC,DDD それぞれを右クリック 
       > コンテキストメニューで 「アプリケーションへの変換」をクリック
        > アプリケーションの追加ダイアログで「OKボタン」をクリック 
      上記の操作で公開するそれぞれのURLに対応するアプリケーションを追加  

ついに Webサーバーの引越し完了です。

参考URL Windows Server 2012 + IIS 8でaspxを有効にする  

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